白鶴美術館で公演!
イベント
いつもタムタムひろばでお世話になってる、パーカッションのみっちー先生からのお声がけで
神戸市東灘区の「白鶴美術館」で踊ってきました。
中国・随や唐時代などの陶磁器、青銅器などの特別展示の付録イベントとして、
題して「心を鼓舞するパーカッションの響き、そして歌、おどり」。
昭和9年に建てられた建物は、細やかな細工が美しく、和テイストの洋風建築。
控え室にしていただいた応接間も、窓から紅葉が見えてとても美しい、、、
終わってから、学芸員の山中先生に、青銅器の展示をみながらお話を直接うかがうチャンスにめぐまれました。
長江の周辺と黄河周辺で、微妙に作り方が違うということ、
文字が器の内部に刻印されていて、その文字ひとつずつに呪術的な意味もこめられているということ、
(日本や中国の漢字のように、奥深い意味を表せる表音文字をもっている国にうまれてよかったなと思った!)
龍の口を鳥がくちばしではさんでいるユニークなモチーフ、
鳥や魚がいきいきと浮き彫りになった銀食器など、、、
心と魂をこめて世界一のものをつくろうとした3000年前の職人の意気が感じられました。
「ものを丹念に見ることの奥深さ」を教えていただきました。
「現在の解釈は、あくまでも学説。
唐の人がどのように考えてこれらのものをつくったかは、誰にも分からないのです。
数学ほどの絶対の真理は、この分野では到底見いだせないのです。
過去の学者たちの説をふまえつつも決してそれらにしばられてはいけません。
ときに、まったく自由な発想で新たな見解が見つかるかもしれないのです。」
とおっしゃる先生の言葉が、とても心にしみました。
いい一日でした。